エンジョイシニアーズ

シニアの暮らしをテーマにしたWEBマガジン。

できることは自分でやろう!

終活の一環としてきちんと自分のお墓の準備をしておくことは大切です。
自分の死後に遺族にお墓の問題を任せてしまうのはかなり迷惑といえるでしょう。
それよりも、自分できちんとお墓の問題を処理しておいた方が、遺族は困らなくて済みます。

もしお墓を買おうと思っているならば、実際に選ぶ際のポイントがいくつかあります。
まずはお墓のある場所へ向かうための交通の便について調べておきましょう。
遠い場所にあったり、アクセスするのに不便な場所に位置しているとお墓参りの足が遠のいてしまいます。

設備も重要であり、きちんと駐車場や休憩所が設置してあり、水道もあることが大切です。
また、普段から管理されているかどうかもきちんと調べるようにしましょう。
周辺環境もできるだけ良いところを選んだ方が、残された家族はきちんと墓参りをしてくれるでしょう。

ただし、このような条件の整っているところは高くなりやすいため、費用については気をつけてください。
価格が割高となっていて、簡単に購入できないようなケースも存在しているのです。

また、すでにあるお墓を利用するならば、墓地の場所を家族にきちんと伝えておきましょう。
その際にはお寺の連絡先や具体的な付き合いの方法についても書き残しておくべきです。

葬儀について

葬儀については、まずは執り行う必要があるかどうかをきちんと意思表示を行っておくべきでしょう。
希望として考えている葬儀会社がある場合は事前に家族に共有をしておきましょう。

最近は葬儀をしないという選択も許容されつつあるのですが、親戚や友人などの中にはうるさい人もいるでしょう。
それでも、葬儀をしないことが故人の意志であるならそれを尊重するべきであり、きちんと決めておきましょう。

仮に葬儀を行うならば、どのような形態で行って欲しいのかを伝えておいてください。
一般葬といわれるものから、人気の高い家族葬や他にも個性的な葬儀がたくさんあります。
基本的に葬式というのは宗教的な儀式となるため、どのような形式や宗派で行うのかを伝えておくべきでしょう。

親族間で宗教が違う場合、葬儀の際にはトラブルになります。
思わぬトラブルを防ぐためにも自分の希望する形式は伝える必要があります。

葬儀の規模についても事前に決めておく方が遺族は困らないで済みます。
どのような範囲の知り合いにまで葬式の案内を出すのかは家族と相談しておきましょう。
たとえば、中には死亡通知を知らせておくだけで十分だという間柄の人もいるでしょう。

葬儀をするためには当然お金がかかってしまうのですが、それをどのように捻出するのかも決めておくべきです。
自分が亡くなったことで、残された遺族が困ってしまうことやトラブルが起きることを考えるといたたまれない気持ちになるかと思います。

円満なお葬式のためには、本人が生前に葬儀費用まできちんと準備しておくのが理想的でしょう。

葬儀会社選びを誤ってしまうと望んでいるもの以上の豪華な葬儀を上げて、高額な費用が請求されるといったことも考えられます。
家族や葬儀会社と十分な話し合いをしておいて、万が一のためにも葬儀の準備を早めに始めましょう。